洋書が読めない人は「見出し」が多い本を選ぶのがおすすめ【効果を実感】

洋書が読めない人は「見出し」が多い本を選ぶのがおすすめ【効果を実感】

僕が洋書初心者として最初に読み始めたのは、Oxford Bookworms というレベル別の洋書でした。

いわゆる”GR”(Graded Readers)と呼ばれるもので、英単語の数が制限されていて読みやすい本です。

このGRを大量に買ってきて、1日1冊のペースで読んでいました。

それをひととおり終えると、誰もが憧れる「ペーパーバック」に手を出し始めます。

しかし、このペーパーバック選びが全然上手くいかない。読めない。要するに、途中で挫折してしまうんです。

なにがいけないのか?どんな本を選べば良いのか?

いろいろ試行錯誤した結果、「見出しが多い本を選ぶ」という方法にたどり着きました。

見出しが多い本とは何なのか?どんなメリットがあるのか?くわしく解説します。

  • 10秒でわかる!おすすめ読み放題
  • ① 200万冊以上の本や雑誌が読み放題。断トツのコスパ → Kindle Unlimited
  • ② 業界最安。1,000誌以上の雑誌が読み放題。楽天ポイントも付く → 楽天マガジン
  • ※ すべて1ヶ月間無料で体験ができます
この記事を書いた人
あゆむ

1日1時間、毎日コツコツ洋書を読んでいる駆け出しの洋書好き丨本のレビュー、読書術、洋書多読について発信| Versant 44。TOEIC450点→750点までようやく到達。目標は900点超え丨銀行員 → 書店員 → 出版社 → フリーランス → 法人化6年目。ブログの累計読者は400万人を突破。Twitter(@Book_Baum)で読書や英語学習のコツを発信。

あゆむをフォローする

【結論】見出しが多い洋書は読みやすい

見出しが多いと洋書は読みやすい!

まずは結論からお伝えすると、「見出しが多い本」は洋書は読みやすい。これが最大の理由です。

上記の写真で黄色い丸をつけたところが見出しなのですが、この本の場合、見開き1ページに4つの見出しがあるのがわかります。

なぜ見出しがあると良いのでしょうか?理由は大きくわけて2つあります。

  • ① パッと見て、おおよその内容が推測できる
  • ② 見出しがあると、そこで休憩できる

① パッと見て、おおよその内容が推測できる

見出しというのは、本文の内容をひとことで凝縮したものです。

つまり、「ここの段落ではこんな内容を書いてますよ」という宣言みたいなもの。

これがあると、見出しを見ただけで「だいたいこんなことを言っているんだな」という推測ができます。

推測ができると、本文中にわからない単語や文法があっても、見出しの内容から大意を推測することが可能です。

僕は見出しが多い本を読むようになってから、わからない単語に拘泥することなく、スラスラ読み飛ばせるようになりました。

② 見出しがあると、そこで休憩できる

僕は個人的に、こっちの効用のほうがメリットがあると思っています。

要するに、見出しがあることでそこで小休止できるメリットがあるということです。

さきほどの写真でもわかるとおり、見出しの周辺には必ず大なり小なり余白が設けられていますよね。

夢中で本を読んでいると気づきませんが、人間は読みながら余白をさがして無意識に休憩を取っています。

つまり、余白があることで、一息つくことができるというわけです(この記事でも見出しと改行を多めにとっています)。

見出しがない、本文だけが延々と続く文章を読んでみるとわかりますが、確実に息が詰まります。

それが洋書ともなればなおさらのことで、見出しのない本文だけの文章は相当な体力と気力がないと読み続けるのはむずかしいのです。

原則、小説は読まない!読むならイラスト多めがおすすめ

効果絶大!英語の本を読むと得られる5つのメリット【洋書多読がおすすめ】

見出しの多さが、洋書の読みやすさにつながる理由はおわかりいただけたでしょうか。

もし「見出し」を優先するのであれば、小説は選ばないようにしましょう。

「洋書が読めない」と悩んでいる人は、もしかしたら小説を読んでいるのが原因なのかもしれません。

小説というのは、登場人物の感情に想いを馳せたり、情景描写を楽しむものです。ですから、基本的に「見出し」というものは存在しません。

ということは、見出しから意味を推測したり、そこで小休止することはできません。

ですから、洋書初心者の人は原則として小説を読まないことをおすすめします。

もし読むとしても、イラストが豊富に使われているか、1つのチャプターが短い作品を選びましょう。

ノンフィクションやビジネス書がおすすめ

洋書を多読!”The Coldest Place On Earth”のあらすじ&感想【Oxford Bookworms ステージ1】

小説とは対照的に、ノンフィクションやビジネス書あるいは自己啓発書は見出しが多く読みやすいです。

また、小説のように「行間を読む」といった読み方は必要なく、ありのままの事実が書かれているので、余計な推測が入り込みません。つまり、曖昧な記述が少ないのです。

一見するとビジネス書やノンフィクションのほうがむずかしいと感じるかもしれませんが、僕は洋書を読めないという人こそ、こういったジャンルの本を読んでみることをおすすめします。

僕も正直言うと小説を読みたいと思うことが多々あります。ペーパーバックで海外の小説読むなんてカッコいいですからね。

ただ、いまの自分にはハードルが高いと感じているし、見出しの多い本を読み始めてから効果を実感しているので継続していきたいと思っています。

英語で書かれた小説を読むのが難しい理由【海外文学を洋書で読むために】
海外文学を洋書で読みたいけど、挫折してしまった…。なぜ英語で書かれた小説は読むのが難しいのか?その理由と洋書を最後まで読み切るための解決策を考えてみました。

見出しが多くて読みやすいおすすめの洋書3選

洋書の「知らない英単語」は読み飛ばす!ふせんを使った英単語暗記術【+ 辞書の使い方】

ここからは実際に僕が洋書を選んできたなかで、見出しが多くて読みやすいと感じた本をご紹介します。

あくまでも「見出しが多い」ことを優先しているため、単語レベルなどは考慮していません。

実際に中身を読んでみて、自分のレベルに合うかどうか、興味が持てるジャンルかどうかをチェックしてみてください。

ちなみに、Amazonの「なか見!検索」を使えば、購入前でもけっこうたくさん中を読むことができます。

MAKE TIME

いわゆる「時間術」の本です。僕としては初めて読破できたペーパーバックなので、記念碑的な存在。かなりおすすめ。

見出しも多いし、イラストもふんだんに使われているから挫折なく読めました。

むずかしい単語もそれなりに出てくるけど、文法はやさしめです。

時間術とかビジネス書の予備知識がある人のほうがスラスラ読めるかも。

【時間術が身につく洋書】”Make Time”を読んだ感想。時間の使い方が劇的に変化した
洋書"Make Time"を読んだ感想とおすすめポイントをご紹介します。わかりやすい英語で書かれていて、イラストも豊富なので挫折しにくいはず。僕が初めて読破できたペーパーバックです。

Ever Wonder Why?

ひとことで言えば、雑学の本です。

  • “Why do chefs wear tall hats?”
  • なぜシェフは長い帽子をかぶるのか?
  • “Why so many banks are shaped like pigs?”
  • なぜ貯金箱はブタの形なのか?

などなど、知らなくてもいいけど、知っているとちょっと楽しいトリビア的な本です。

おもしろいのもいくつかあったけど、日本人には馴染みのない用語や雑学も出てくるので全然タメにならないお話も多いかな(笑)

ただ、1つの雑学が短い文で紹介されていて、読み切り型の本に近いのでけっこう気に入ってます。

この本のおかげで、洋書をガンガン読み飛ばすことに慣れました。

洋書を多読!”Ever Wonder Why?”で雑学の知識を身につける【読んだ感想】
”Ever Wonder Why?”で洋書多読!読んだ感想をご紹介します。”Ever Wonder Why?”は雑学(トリビア)が書かれた本です。むずかしい単語も多いけど、見出しも多いのでおすすめです。

The Things that Nobody Knows

ここで紹介する3冊のなかでは1番むずかしい本です。

単語がけっこうむずかしいので、洋書初心者の人には向かないかも。僕もかなり読み飛ばしながら読み進めました。

僕は表紙のデザインに惹かれて即買いしたんですが、中身はそこそこかな(笑)

文字も多いけど、見出しでわりと細かく内容が分割されているから、休み休み読むにはピッタリの本です。

大量の本を読んでるのに、書籍代が安いワケ

kindle umlimited

  • 10秒でわかる!おすすめ読み放題
  • ① 200万冊以上の本や雑誌が読み放題。断トツのコスパ → Kindle Unlimited
  • ② 業界最安。1,000誌以上の雑誌が読み放題。楽天ポイントも付く → 楽天マガジン
  • ※ すべて1ヶ月間無料で体験ができます

僕は年間100冊ほど本を読んでいますが、じつは本を買うのにかかるお金は非常に少ないです。

その理由は、200万冊以上の本が読み放題になるKindle Unlimited (キンドル・アンリミテッド)を使っているからです。

小説・ビジネス書・実用書はもちろん、雑誌もマンガも洋書も読み放題なので、大量の本を読む僕にとってはもはや神サービスとなっています。

ちなみに、30日間無料でお試しができるので、ぜひ読み放題サービスの素晴らしさを体感してみてください。

30日間無料!小説もマンガも雑誌も読み放題

▶ Kindle Unlimitedの公式サイトを見てみる

おすすめの本
Book Baum / 読書ブログ
タイトルとURLをコピーしました