いくつ知ってる?意外と知らない「本屋さんの名前の由来」

本屋の名前

今回はいろんな本屋さんの名前の由来をまとめて紹介してみたいと思います。

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この記事を書いた人
あゆむ

1日1時間、毎日コツコツ洋書を読んでいる駆け出しの洋書好き丨本のレビュー、読書術、洋書多読について発信| Versant 44。TOEIC450点→750点までようやく到達。目標は900点超え丨書店員 → 出版社 → フリーランス → 法人化6年目。ブログの累計読者は400万人を突破。

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紀伊國屋書店の由来

まずは泣く子も黙る、本屋の王道・紀伊國屋書店です。

紀伊國屋書店といえば、全国に64店舗(2014年5月現在)を構える歴史の長い本屋です。

創業は1946年で、新宿に本店を構えています。

そんな紀伊國屋書店という名前の由来は、創業者である田辺茂一の先祖が紀伊地方の出身で、その出身地にちなんでつけたのがはじまりです。

ちなみに紀伊は現在の和歌山県と三重県の南部です。

最初は材木問屋として創業した紀伊國屋ですが、田辺茂一の代になって書店としての「紀伊國屋」を開業しました。

紀伊國屋書店のロゴマークについてはブランド・社名・ロゴマーク由来辞典でこう説明されています。

英文学者である古沢安二郎氏がデザインしたもので「創業50年記念誌」の中で、オックスフォード大学出版局のマークにヒントを得たと回想している。

ジュンク堂書店の由来

続いては、池袋に本店を構えるジュンク堂書店の由来です。

1963年創業の書店で、本店が池袋・大阪にあります。
ジュンク堂書店は「充実した品揃え」を大事にしていて、どのジャンルの本もまんべんなく置いてあるのが特徴です。

また、他の本屋チェーンと違うのがお店の内装や設備です。
読書用の椅子や机などを配置する店舗があったり、平積みよりも縦に高い図書館風の棚とレイアウトも特徴的です。
ジュンク堂書店の棚やレイアウトのことを業界では「ジュンク棚」と呼んだりします。

さて、そのジュンク堂書店の名前の由来ですが、これは創業者である工藤恭孝の父親・工藤淳(くどうじゅん)の名前にちなんでいます。

もうおわかりかと思いますが、

工藤淳→クドウジュン→ジュンクドウ→ジュンク堂

という名前をひっくり返したのが由来になっています。
何ともユーモアがあるというか、個人的にはこういう安易な(褒めてます)ネーミングけっこう好きです。

ジュンク堂書店の名前の由来について書かれたナリナリドットコムの記事にはこんなエピソードが載っています。

76年に跡を継いだ工藤恭孝(やすたか)社長が大型書店を開くのを機に、社名変更を考えた。社長を含む7人の準備室メンバーは考えつくだけの膨大な案を持ち寄り5,6件に絞った。ところが、残ったのは『サンブックセンター』『三宮ブックス』『神戸ブックセンター』などと、当たり前で面白みのない名前ばかり。『また考えるのもしんどい』という社長の一言で落選案を洗い直してみたら、『ジュンクドウ書店』という珍妙な名前があった」

なるほど、たしかに「〇〇ブックセンター」はありきたりです。

創業者の名前をもじって会社名にしたサントリー(鳥井 信治郎)やブリヂストン(石橋 正二郎)は有名ですが、ジュンク堂書店も同じ仲間だったというわけです。

ちなみにジュンク堂の表記は「淳久堂」、「JUNKUDO」などいろいろなパターンがあります。

丸善の由来

次に丸善の由来です。

丸善は1894年に創業されました。
正式には丸善株式会社という名前で、書店だけでなく出版社や商社など幅広く手がけています。

そんな丸善の名前の由来はちょっと複雑なので、1つずつ整理してお読みください。

まず、丸善を創業したのが早矢仕 有的(はやしゆうてき)という人物。

彼は最初に丸屋商社という名前で会社を創業したのですが、創業する時に社長の名前を自分の本名「早矢仕有的」ではなく「丸屋善八」という架空の人物の名前で記していました。

今では架空の人物を社長の名前にするというのは、まったく考えられませんが、早矢仕有的がかつてお世話になった「高折善六」という恩人への感謝を忘れないようにという意味が込められているそうです。

この社長の名前として記されていた「丸屋善八」が省略されて呼ばれるようになり、現在も続く「丸善」という名前になったのです。

三省堂書店の由来

次は三省堂書店の名前の由来です。

三省堂書店は1915年に創業された老舗です。本屋だけでなく、本を刊行する出版社としても有名ですね。

特に「三省堂新明解国語辞典」は有名で、言葉の説明や解釈が独特で人気があります。

さて、そんな三省堂書店の名前の由来ですが、三省堂公式ホームページにはこんな説明があります。

社名の「三省堂」は中国の古典『論語』の「学而篇」の一節「吾日三省吾身」(われ日にわが身を三省す)という言葉から採られたもので、「不忠、不信、不習について、日に幾度となくわが身を省みる」という意味です。『論語』の「三省」は「さんせい」と読みますが社名は1889(明治22)年までは「SANSHODO」と表記していました。1890(明治23)年以降は「SANSEIDO」と表記しています。

つまりは「不忠」とか「不信」とか「不習」という悪いほうに自分が流れてしまわないように、1日3回は反省しましょう!といったところでしょうか。

蔦屋書店(TSUTAYA)の由来

次は本屋チェーンの中ではダントツの店舗数(1461店舗、2013年12月末現在)を誇るTSUTAYAについてです。

TSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の公式サイトによれば、TSUTAYAの由来は「江戸時代の地本問屋(じほんどいや)「耕書堂」の主人で、写楽を世に送り出したとも言われている蔦屋重三郎にあやかり名付けた」とされています。

この蔦屋重三郎という人は今でいうプロデューサーのような事をやっていた人で、あらゆる情報流通に関わっていました。

そんな蔦屋重三郎のように、「情報流通の企画会社」を目指す!というのが、現在のTSUTAYAの由来になっています。

くまざわ書店の由来

次はくまざわ書店の由来ですが、これはズバリ!創業家である「熊沢」の名字に由来します。

本社は東京都八王子市にあります。

くまざわ書店以外にもグループ全体で「いけだ書店」や「ACADEMIA(アカデミア)」といったブランドがあり、北海道から沖縄県まで225店舗(2013年9月時点)を出店しています。

くまざわ書店と他ブランドとの住み分けがどのようになされているのは明確ではありませんが、出店場所などから考えるとACADEMIAは比較的洗練されており、専門書の扱いも多い印象です。

店舗数では日本全国で第5位とかなりの規模。路面店のお店は少なく、駅ビルや百貨店、複合商業施設などへの出店が多いのが特徴です。

ヴィレッジ・ヴァンガードの由来

最後に「遊べる本屋」をコンセプトに全国にお店を展開するヴィレッジ・ヴァンガードについて紹介します。

ヴィレッジ・ヴァンガードは1986年に名古屋市に1号店を開店。2014年3月時点で、全国に422店舗を出店しています。

書店としてスタートしたヴィレッジ・ヴァンガードですが、現在は雑貨がメインとなっていて、書籍の売り上げ割合は全体の3割と言われています。

ヴィレッジ・ヴァンガードの由来はジャズ好きの社長が、ニューヨークの有名なジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」から命名したとされています。

ちなみにVillageは英語で「」、Vanguardは英語で「先駆け、先導者」の意味があります。

個人的には、丸善の由来にちょっとしたストーリーがあって好きですが、ジュンク堂のようないたってシンプルなネーミングもいいかなと思ったりします。

ちなみに、下北沢にあるB&Bは「Book & Beer」の略。ビールを飲みながら本を選べるお店として、確固たる地位を確立しています。

本屋の由来を知ることで、少しだけ本屋さんに行くのが楽しくなりますね。

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