本屋で役に立つ「立ち読み」の技術。本選びで失敗しないための3つのコツ

本を読む

本屋でいかに良い本を買うか。これは読書好きにとって重要なテーマです。

ただ、本屋に行くと良くも悪くもテンションが上がってしまい、冷静な判断ができないことがあります。

本選びで失敗しないために、僕はしっかりと「立ち読み」をするようにしています。

というわけで今回は、本屋で実践したい「立ち読みの技術」についてご紹介します。

あくまでも、購入を前提に良い本を選ぶための立ち読みですので、あらかじめご理解ください。

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この記事を書いた人
あゆむ

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立ち読みできるのが本屋に行く最大のメリット

最近はAmazonで本を買ったり、Kindleで読めてしまうので非常に便利ではあります。

ただ、やっぱり本屋に行くメリットはまだまだあると思っていて、僕が思う本屋の最大のメリットは立ち読みができることです。

立ち読みというとあまり聞こえがよくないですが、換言すれば「洗練された本選びができる」ということです。洗練なんて、ちょっと良い言葉を選びすぎかもしれないけど…。

ネット書店の「お試し読み」には限界がある

Amazonなどのネット書店でも、最近は立ち読み(試し読み)ができるようになりつつあります。Kindleでも「サンプルを送信」を押せば無料でお試し版を読めちゃいます。

たしかに便利ですが、読めるページ数には限りがあります。だから、その本の良し悪しを判断する前にお試しページが終わってしまい「あー、もうちょい読めればなぁ」と思うことも少なくありません。

電子書籍を使い始めて5年以上。Kindleで本を読む6つのメリット
Kindleで電子書籍生活をスタートさせて5年以上が経ちました。僕がKindleを使った感想をレビューしつつ、Kindleで本を読むことのメリットとデメリットを解説したいと思います。 

意外と大事な「本の分厚さ」

もう一つ僕が個人的に大事にしているのが「本の分厚さ」です。本が分厚いと情報量が多いですし、手にとって恍惚とできます。

一方で、分厚い本だと最後まで読み通せなかったり、途中でいやになってしまう危険性も孕んでいるんですよね。

なので、これから買おうと思っている本の分厚さを視覚と触覚でチェックできるのは、本屋ならではのメリットだと思います。

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いま、読むべき本がわかる。

本屋の立ち読みでチェックすべき3つのポイント

さて、ここからは具体的な立ち読み術について紹介していきます。

まずは結論といいますか、要点を先にお伝えしておきましょう。大きく分けて3つあります。

  • 良い本が見つかる「立ち読み」のコツ
  • ① まずは「まえがき」を読む
  • ② 目次を読んで、内容を確認
  • ③ パラパラとページをめくって、目につく箇所を読んでみる

① まずは「まえがき」を読む

本のジャンルにもよりますが、多くの本には「まえがき」というものがあります。

著者がその本を書くに至った経緯や、本の内容を説明しているページですね。

本屋での立ち読みにおいて、まえがきをチェックすることは必須です。

なぜなら、まえがきを読めば自分にとってその本が必要かどうかを判断できるから。

まえがきからは以下のようなことがチェックできます。

  • ・本を書いた理由、著者の略歴、こぼれ話
  • ・著者の文体、言葉の使い方
  • ・どんな読者に向けて書いた本なのか

僕が特に重視しているのは、著者の言葉遣いや文体が自分にしっくり来るかどうかです。

人間関係にも相性があるように、人と文章にも相性があります。あの人が「この本、読みやすいよ」と言ってても、自分にとっては読みにくいことは往々にしてありますよね。

ですから、まえがきを読めば、著者およびその本との相性を短時間で判断できます。

また、「本書は〜に向けて書いた本です」という記述も見逃せません。ここには、どんなレベルのどんな読者に書かれているのかが簡潔に書かれています。

本の表紙やタイトルから「これは初心者向けっぽいな」と思われても、実際には業界向けや中級者以上の人のために書かれた本ってけっこう多いです。

本選びで失敗しないためにも、本の難易度と誰に向けて書かれた本のなのかはチェックしましょう。そして、それはまえがきを読めばすぐに読み取ることができます。

洋書でよく見かける Preface、Foreword、Acknowledgements、Author's note の意味
洋書の前半・後半ページにあるPreface、Foreword、Acknowledgements、Author's note、Introduction、Table of Contentsなどの用語の意味を解説します。これを知っておくと「読み飛ばし」がしやすくなり、洋書の挫折率が下がるはずです。

② 目次を読んで、内容を確認

本の目次を読めば、内容をざっくりと理解することができます。

目次を読んでチェックするべきポイントは以下のとおりです。

  • ・どんな内容が書かれているか?
  • ・自分の興味、求めている内容かどうか
  • ・目次に並ぶ用語を見て、ある程度理解できるか
  • (知らない用語ばかりの場合、自分の手に負えない可能性大)

さきほど説明したとおり、本のタイトルや佇まいと実際の内容は食い違うことが多々あります。

本の表紙を見たときの第一印象と中身の印象が食い違っていると、買ったあとに「なんか、思ってたのと違うな」ということになりかねません。

こういう失敗をしないためにも、目次を読んでざっくりと内容をチェックしましょう。

内容のチェックと合わせて、その本が自分に理解できるかどうか?を見ることも大切です。

背伸びして難しい本を読みたい気持ちはよくわかりますが(僕もよくそれで失敗します)、積ん読があふれる部屋で過ごすのは精神衛生上あまりいいものではありません。

買った本は読んで消化する。その正常なサイクルを保つためには、目次を読んで難易度チェックすることが大切です。

目次をサラッと眺めてみて「知らない単語ばっかだな」と感じるときは、自分にはその本がまだ早い可能性があります。

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③ パラパラとページをめくって、目につく箇所を読んでみる

まえがきを目次をチェックしたら、次はページをパラパラとめくってみましょう。

ここでは目につく見出しやキーワードを拾いつつ、気になる箇所だけを読んでみましょう。

できるだけ1冊丸々目を通せればベストですが、本屋でたくさんの本を立ち読みすることを考えると1冊の本に時間をかけすぎるのもよくありません。

立ち読み中に時間を忘れてしまった本は、買う

合う本

いろいろと説明してきましたが、どれも理屈っぽいものばかりなので、ちょっと辟易するかもしれません。

そんな人は、ずばり「立ち読みしてて、時間を忘れた本は買う」というシンプルなルールで本選びをしてみるのもおすすめです。

読書に限りませんが、なにか物事に集中すると、その世界に入り込んでしまい周りが見えなくなります。

それはつまり、自分がその物事にどっぷりと浸かれていることを意味します。

立ち読みの場合、本選びに失敗しないように”意識して”本をチェックしています。

しかし、立ち読みをするつもりが、その本の内容にすっかり引き込まれてついつい長読みしてしまうことがあります。

こういう本は十中八九、買って良い本です。これは理屈云々ではなく直感に近い選び方ですが、僕の経験上、立ち読みで時間を忘れた本は失敗が圧倒的に少ないと感じています。

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疲れてるときは面陳や平積みだけチェックする

ここからは余談ですが、本屋でどこの棚をチェックするかというのも本選びの楽しみの1つです。

ただ、必ずしも体調が万全のときに本選びができるとは限りません。

「仕事終わりで疲れているけど本屋に立ち寄りたい」「本屋にいすぎて疲れてしまった」というケースはあるでしょう。本棚の差しを1冊ずつチェックするのは体力的にキツイ、というときが。

そんなときに僕がおすすめしたいのは、面陳や平積みだけをチェックするという方法です。

面陳や平積みは新刊が多いですが、長く売れている本が置かれることも多いので、失敗が少ないです。

余談の余談ですが、椅子が置いてある本屋なら、遠慮せずに座って読むというのも1つの手ですね。

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本屋で役立つ「立ち読み術」【まとめ】

  • ・ネット書店の「試し読み」には限界がある
  • ・立ち読みでは「まえがき」「目次」をチェックする
  • ・自分のレベル、興味に合った本か判断する
  • ・本の分厚さは意外と大切
  • ・立ち読みで時間を忘れた本は買い
  • ・疲れたときは面陳や平積みをチェック

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