僕が電子書籍で本を読む4つの理由。電子書籍のメリットとデメリットを本気で考えた

電子書籍と聞いて、抵抗感を持つ人はまだまだ多いと思います。

僕も以前までは「読書は紙の本に限るよね」とか思っていたんですが、電子書籍を使い始めてからその考えは一変しました。

それくらい電子書籍で本を読むメリットは大きいし、もう手放すことはできません。

ただし、電子書籍にはデメリットがあるのも事実です。

というわけで今回は、僕が電子書籍で本を読む理由を紹介しつつ、電子書籍のメリットとデメリットを深堀りしていきたいと思います。

ちなみに僕はAmazonのKindle(キンドル)を愛用していまして、Kindle Unlimitedという読み放題サービスをかなり活用しています。おすすめです。

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この記事を書いた人
あゆむ

本のレビュー、読書術、洋書多読について発信|書店員 → 出版社 → フリーランス。ブログの累計読者は400万人を突破。

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読む本によって紙と電子を使い分けてます

【洋書をスラスラ読むために】やってはいけないこと&今スグやるべきこと

最初にお伝えしておくと、僕は全面的に電子書籍で読書しているわけではありません。

本によって紙と電子書籍を使い分けていまして、その分類はざっくりと以下のようになります。

  • 【紙の本で読む場合】
  • ・装丁が気に入った本
  • ・何度も読み返したり、参照する本
  • 【電子書籍で読む場合】
  • ・マンガ
  • ・電子書籍でしか販売されてない本
  • ・読み放題の対象作品

という感じで、紙と電子を上手く使い分けています。

「電子書籍で読んだらめちゃくちゃ良かったから、紙の本で買い直した」ということも多々あります。

この分け方からも、電子書籍のメリットとデメリットがわかると思います。

ちなみに、電子書籍というと専用端末を思い浮かべる人も多いですが、スマホでも読むことができます。

僕は電子書籍の専用端末(Kindle Paperwhite)も持っていますが、日常生活ではスマホとタブレットで読むことがほとんどです。

電子書籍はスマホアプリさえインストールすれば、今スグに読み始めることができます。

恐れ入りますが、お探しのページは見つかりませんでした。 | Book Baum / 読書ブログ
いま、読むべき本がわかる。

電子書籍は省スペースで携帯しやすく、値段が安い

  • 【電子書籍のメリット】
  • ① 省スペース。場所をとらない
  • ② いつでもどこでも読める(携帯性)
  • ③ 原則として、絶版がない
  • ④ 紙の本よりも値段が安く、お得に読める

① 省スペース。場所をとらない

電子書籍のメリット1つ目は、省スペースであることです。

これは一番わかりやすい長所かなと思いますし、自宅に本を置くスペースがないから電子書籍に切り替えたという人も多いはず。

たしかに、大量の紙の本を自宅の本棚に飾るのは自己顕示欲や所有欲を満たすのにはもってこいです。

僕も学生時代、むずかしそうな本を本棚に並べては悦に入っていたことがあります。

そういった楽しみを否定するつもりはありませんが、ただの飾りのために部屋の貴重なスペースを割くのは考えものです。

さらにいうと、読まない本を部屋に置きっぱなしにしておくと、以下のような問題が発生します。

  • ・本が黄ばむ
  • ・ホコリがたまる
  • ・ダニの温床になる

と、紙の本のデメリットを並べてみましたが、電子書籍であればこのような問題はすべてクリアできます。

何冊本を買おうが、必要なのはデータのみ。スマホ1台のなかに、100冊だろうと1000冊だろうと収まってしまいます。

読書が好きな人にとって「本の保管場所をどうするか」というのは避けて通れない問題でしょう。

置き場所に困るという問題を一挙に解決できるのが、電子書籍の大きなメリットです。

余談ですが、僕はこれまで部屋に溜め込んできたマンガ100冊以上を処分し、すべてKindleに替えました。これはメリットだらけで、本当に良かったと思っています。

部屋にあるマンガを100冊以上処分して、Kindleでマンガ全巻を買い直した結果…
自宅の本棚にある100冊以上のマンガを全巻すべて処分して、Kindleで全巻マンガを買い直した結果をご報告します。

② いつでもどこでも読める(携帯性)

【効果は絶大】

電子書籍のメリット2つ目は、どこでも好きな場所で読めるという携帯性です。

電車の中はもちろん、ちょっとしたスキマ時間(たとえばカップラーメンをつくる3分間)でもサクッと本を読むことができます。

要するに、【スマホを触れる時間 = 読書ができる時間】と考えることもできますね。

紙の本でも、文庫本や新書であればたしかに携帯性はあります。しかし、スマホを開くのが習慣化している僕たちにとって、本を開くというのはちょっとした意志が必要な動作ではないでしょうか。

また、紙の本は文庫本だけとは限りません。ハードカバーや大判の画集だってあります。それらを日常的に持ち歩くのは現実的に不可能です。

しかし、電子書籍であればそれが可能です。スマホを持ち歩くことが、そのまま本を持ち歩くことにつながります。

好きな本を好きなタイミングでサッと取り出せるのは、想像以上に快適です。

僕が特に思うのは、そのときの読みたい気分に合わせて本を選べるのが最高ということです。

たとえば文庫本の小説を1冊持って外出したとします。

電車待ちをしているときに読もうと思って本を取り出したけど「なんか小説を読みたい気分じゃないな…」ということってありますよね。

その本1冊しか持ってないと他に代替案がありませんから、結局「読書はしない」という選択になってしまいます。

しかし、電子書籍であれば他の本が常にストックされていますから「今はマンガを読みたい気分だからマンガを読もう」といった感じで、気分に合わせて読む本を変えることができます。

この気軽さは電子書籍にしかできないことで、僕はこの利便性が本当に気に入っています。

③ 原則として、絶版がない

カンタンな英語で大量に勉強すると、絶大な効果が得られるワケ【英語はやさしく、たくさん

電子書籍のメリット3つ目は、絶版がないことです。

紙の本は保管場所とコストの制約があるため、売れない本は印刷されません。

たとえその本が良い本であったとしても、売れなければ世には出回らないのです。出版社のビジネスを考えれば仕方がありません。

しかし、電子書籍であれば話は別です。データさえマーケットに出せば、あとはほとんどコストをかけずに流通させることができます。

保管する場所も取らないし、印刷にかかる費用も発生しないからです(電子書籍ストアに払う手数料は発生します)。

電子書籍があるおかげで「絶版になって高値で取引されていた本が割安で読めるようになった」ということも珍しくありません。

見方を変えれば、非常にニッチなジャンルの本も読めるようになるということです。

電子書籍があるおかげで、出版社は「このテーマは読者が少ないからやめといたほうがいいか」という本でも出版ができます。

電子書籍があることで、僕たちは多様なテーマの本を読めるようになるです。

④ 紙の本よりも値段が安く、お得に読める

電子書籍のメリット4つ目は、値段が安いことです。

多くの人は電子書籍の価格を割高に感じるかもしれません。たしかに、紙の本が1,500円なのに、電子書籍も同じ値段で売られていたら、なんだか損した気分になるのもわかります。

ただ、僕は「場所も取らないし、どこでも読める利便性」を考えると、電子書籍はむしろ割安だと思います。

さらに最近では電子書籍の値段が少しずつ下がりつつあります(僕の肌感覚ですが)。

紙の本に対して、電子書籍が半額で売られているケースが増えたように思います。

そして、僕が一番メリットに感じているのが、電子書籍や電子雑誌の読み放題サービスです(いわゆるサブスク)。

僕はこれまでの記事でも散々その魅力を書いてきましたが、毎月定額料金で本が読み放題になるのはハッキリいってお得すぎます。

僕が使っている電子書籍のサービスは以下の2つです。

この2つのサービスは本当に優秀で、僕は読書に対する価値観とか読書習慣が根本的に変わりました。

料金が安いだけでなく、読める本や雑誌も充実しているので「こんな本(雑誌)も読めちゃうの?」というコンテンツが本当にたくさんあります。

これ以上続けると褒めすぎて怪しくなるので(笑)このへんにしておきますが、「電子書籍は費用対効果が高いし、コスパが良い」ということはぜひ知っておいてほしいと思います。

読み放題で本を大量に読んでます。おすすめの月額読書サービス3選【読書はサブスクでOK】
書籍や雑誌も、月額料金を払えば読み放題になる「サブスク」があります。僕が実際に使ってみて「これは最高だ」と思った読書のサブスクをご紹介します。

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電子書籍のデメリットはあまり気にならない

  • 【電子書籍のデメリット】
  • ① 本に書き込みができない
  • ② 読み飛ばしがしにくい
  • ③ 電子書籍ストアの閉鎖リスク
  • ④ 端末のバッテリー充電が必要

① 本に書き込みができない

ノートに書く

電子書籍のデメリット1つ目は、本に書き込みができないことです。

いきなり共感されないデメリットかもしれませんが、僕のように本に直接メモを書き込む人にとって電子書籍は使いにくいと感じるでしょう。

僕は本を汚して読む派なので、書き込み以外にも本のページを折って目印をつけながら読んでいます。

このほうがあとで書評記事を書くときに見返しやすいからです。

【本は汚して読む】青ペンで書き込み、ページを折りながら読むと読書がめっちゃ捗る
「本を読んでも忘れてしまう」「記憶に残らない」という人は、青ペンで書き込み&ページを折りながら読む読書法がおすすめです。本を汚しながら読むと、読書が身になります。

本に書き込みをして、汚しながら読みたいという人は電子書籍の使い方を変えていく必要があるかもしれません。

ただ、最近は電子書籍のページにも直接メモを書き込む方法を見つけました。そのおかげで電子書籍のデメリットは少し薄れた感じがあります。

Kindleなどの電子書籍に手書きメモを書き込む方法。使い勝手が良すぎて読書がはかどる
僕は紙の本と電子書籍(Kindle)を併用する派で、読書をするときには必ずメモを取っています。紙の本の場合はページに直接書き込みますが、電子書籍だとそれができません。Kindleに手書きのメモを書き込む方法はないか?と試行錯...

② ページの飛ばし読みがしにくい

電子書籍のデメリット2つ目は、ページの飛ばし読みがしにくいことです。

本を速く読むためには、自分にとって必要なページや興味のある文を拾いながら読むことが求められます。

イメージとしてはページをパラパラめくりながら、スキャンして読むという感じです。

紙の本であればページをめくるスピードを手で簡単に調整できますが、電子書籍だとそうはいきません。どんなに速くページをめくっても速さには限界があります。

さらにいうと、電子書籍はどの端末で読むかによってページ送りのスピードが変わってきます。

僕が使っているiPhoneやiPadはわりとページ送りがスムーズですが、専用端末であるKindle Paperwhiteはページ送りが非常に遅いので、ちょっとストレスです。

本をじっくり読む人にとっては問題になりませんが、拾い読みをすることが多い人にとって電子書籍はデメリットが大きいかもしれません。

【読書スピードが上がる】本を速く読むために僕が実践してる5つの読書術
読書スピードを上げるために僕がやっている「本を速く読む読書術」について解説します。本を速く読むコツをおさえると、読書スピードが劇的に上がるので1日1冊読むことも可能です。

③ 電子書籍ストアの閉鎖リスク

電子書籍のデメリット3つ目は、電子書籍ストアが閉鎖するリスクがあることです。

可能性は限りなく低いですが、Amazonが倒産したらKindleで本を読むことはできなくなるでしょう(実際、どんな対応になるかはわかりませんが)。

実際、日本のとある電子書籍ストアが閉鎖したことでちょっとした炎上騒ぎが起きたこともあります。

今まで買った本が読めなくなるというリスクは0ではないため、「電子書籍を買うのが怖い」という人は少なからずいます。

紙の本であれば自分の手元にある限りは半永久的に読むことができますから、電子書籍ストアの閉鎖とは無縁です。

僕もKindleで本を買い始めた当初は「閉鎖したらヤバいかもな…」と思ったことがありますが、今ではまったく気にしていません。

そんなリスクよりも、電子書籍を使うことで得られるメリットが圧倒的に大きいからです。

④ 端末のバッテリー充電が必要

電子書籍のデメリット4つ目は、端末のバッテリー問題です。

電子書籍は端末に依存することになるので、バッテリーが切れてしまえばその時点で本を読むことができなくなります。

これは紙の本と電子書籍を比較したとき、真っ先に出てくる論点です。バッテリーに依存しない紙の本は、電源のことを気にせずに読めるという利点があります。

かくいう僕も、外出先で本を読もうと楽しみにしていたのに、バッテリーの充電を忘れていたせいで読書ができないという苦い経験をしたことが何度もあります。

ただ、バッテリー問題に関しては複数端末を持ち歩くことで解決可能です。

僕の場合、Kindleアプリが入ったスマホとKindle Paperwhiteの2台を持って出かけることが多いので、仮にどちらかが死んでしまっても、片方で補うことができます。

とはいえ、やはりバッテリーを気にしなければいけないというのは電子書籍の大きなデメリットといえるでしょう。

結局は「紙と電子の使い分け」が至高だと思う

【じつは簡単】コレで1冊読み切れる。本を最後のページまで読破するためのコツ

電子書籍のメリットとデメリットについて見てきましたが、結局のところ紙と電子を使い分けるのが一番理想なんじゃないかと思います。

紙と電子がお互いの欠点を補うことで、ほぼ死角のない理想的な読書環境が完成するでしょう。

こればかりは実際に生活のなかに取り込んでみて「自分はこういうときは電子書籍がいいな」とか「この本は紙で読みたい」というのを体感してみるしかなさそうです。

幸いなことに、電子書籍を使い始めるハードルは非常に下がっており、なんなら今スグにでも読み始めることもできます。

まずは自分にとって手に取りやすい本から、電子書籍ライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。

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僕は年間100冊ほど本を読んでいますが、じつは本を買うのにかかるお金は非常に少ないです。

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