洋書を読む方法としてはペーパーバックが一般的ですが、初心者の人にはあまりおすすめできません。
Kindleで洋書を読んだほうが挫折も少ないし、リーディングの上達も早いです。
というわけで今回は洋書初心者に Kindle を強くおすすめする理由についてくわしく解説します。
Kindleと洋書の相性は抜群
なぜ洋書初心者こそKindleで読むべきなのか?メリットをリストアップしてみました。
- Kindleで洋書を読むメリット
- ・辞書内蔵なので、語彙力に自信がなくても大丈夫
- ・洋書の品揃えが豊富で、初心者向けの本も読める
- ・メモやハイライト機能があるので、復習にも使える
- ・スマホでも読めるので、コツコツ習慣化できる
辞書内蔵なので、語彙力に自信がなくても大丈夫
洋書初心者の人が必ずぶつかる壁があります。それは「書かれてる単語の意味がわからない」というものです。
英語にそこまで自信がない状態で洋書を読むと、おそらく知らない単語のオンパレードだと思います。特に一般的なペーパーバックを読もうとしても、全然理解できずに挫折する可能性大。
しかし、Kindleには辞書が内蔵されているので、わからない単語が出てきてもタップするだけですぐに意味を調べられます。
読書から離れて辞書を引く作業は面倒ですし、時間もかかりますが、Kindleならあっという間です。
ただし、わからない単語が連続してしまうと、たとえ辞書内蔵でも文章全体の意味を捉えられません。
大前提として、自分の英語レベルに合った洋書を選ぶことは欠かせませんので注意しましょう。
洋書初心者におすすめの本と選び方については以下の記事をご覧ください。

洋書の品揃えが豊富で、初心者向けの本も読める
僕も洋書に挫折した経験があるのでよくわかるのですが、初心者のうちは洋書選びに失敗しがちです。
さきほど説明しましたが、どうしても直感で買ったりジャケ買いしてしまうんですね。「自分なら読めるだろう」と過信してしまうのです。
結局のところ、洋書が読めないのは英語力が低いからではなく、自分の英語力に合った洋書を選べてないだけ。つまり、裏を返せば自分の英語力に合った洋書さえ選べれば読破できる可能性は高いということです。
そのためには、豊富な品ぞろえの中から十分に吟味して1冊を選ぶ必要があります。
しかし、街の本屋さんではそもそも洋書が売ってないですし、大型書店でも品揃えは限定的です。少ない品揃えの中から無理やり選ぼうとすると、結果的に自分の英語レベルを超えた本を買ってしまいがち。
そういった失敗を防ぐためにも、品揃えが豊富なKindleストアのほうが良いというわけです。
Kindleストアなら無限ともいえる品揃えの中から洋書を選べるので、自分の英語レベルと興味に合致した1冊を見つけやすいというメリットがあります。
ちなみに「品揃えが多すぎすると逆に迷ってしまう…」という人は、GRを読みましょう。おすすめの本は以下の記事にまとめてあります。

メモやハイライト機能があるので、復習にも使える
「洋書を読みつつ、英語(語学)を勉強したい」という人もいると思います。そういう人にもKindleがおすすめです。
Kindleにはハイライト機能(蛍光ペンで線を引く感じのやつ)が付いているので、気になる文や単語をマークすることができます。
ハイライトした箇所は自動的にメモに転記されるので、あとで振り返りたいときにも非常に便利。
僕は英語学習のみならず、読書ノートの代わりとしても活用しています。ハイライトは4色のペンで色分けができるので、【単語は青、気になる文は黄色】という感じでルール化しておくと、あとで振り返るときにラクです。

スマホでも読めるので、コツコツ習慣化できる
Kindleは端末を選ばないので、スマホでも洋書を読むことができいいます。
和書には文庫や新書があるので、外出先(電車やカフェ)でも比較的コンパクトな荷物で読書ができます。しかし、洋書には文庫や新書の規格がないので、どうしてもA5サイズくらいのペーパーバックが主流になってしまいます。
自宅で読むにはいいのですが、外出先にペーパーバックを持ち出すのは少しハードルが高いですよね。
また、本のサイズは単純に読書のアクションの起こしやすさにも影響してきます。本が大きいと、気軽に読む感じではなくなるので、多少なりとも意志力が求められます。
スマホであれば、いつもSNSやネット検索をするのと同じ流れで洋書が読めるので、シームレスに読書ができます。
気軽に読めると、スキマ時間や気が向いた瞬間にパッと洋書に入り込めます。毎日5分だけでもコツコツと続けることで習慣化しやすく、それが結果的にレベルアップの速度を早めてくれます。
余談ですが、僕はKindleOasisもiPadも持っていますが、iPhoneのKindleアプリで洋書を読む機会が1番多いです。

洋書は「精読」と「多読」を使い分ける
洋書初心者の人は、正しい読み方をしないと挫折する可能性が高まります。
具体的にどうすればいいのかというと、精読と多読を使い分ける(意識する)のがおすすめです。
- 洋書の精読
- ・わからない単語は辞書を引く
- ・英文法の理解、文の構造までしっかり読む
- ・内容もしっかり理解する
- 洋書の多読
- ・辞書は引かない
- ・わからないところは読み飛ばす
- ・読めないと感じた本は、スグに読むのをやめる
わかりやすくいえば精読は丁寧に読む方法、多読は速さ重視で読む方法です。
なぜこの2つを意識すべきかというと、精読する本と多読する本で難易度を変える必要があるからです。
精読するということは、自分にとって少しむずかしい本を読むことを意味します。精読すべきレベルの本を多読しようとしても、到底読めません。本当は精読すべき本を多読をしてしまうと「自分の英語力はまだまだなんだ…」と自信を失ってしまいます。
精読すべきレベルの本は最初から「精読するぞ!」という意識で臨むべきです。そうすることで、たとえ読むスピードが遅かったり辞書を引く回数が多くても、「精読だから仕方ない」と割り切ることができ、自信を失うこともありません。
こうした理由から、「この本は精読で」「こっちは多読は読もう」という意識分けをすることが大切です。
見方を変えれば、精読用と多読用で本を選び分けたほうが失敗は少ないとも言えます。
