洋書を多読!"Love or Money?"のあらすじ&感想【Oxford Bookworms レベル1】

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洋書を多読!Love or Money?のあらすじ&感想【Oxford Bookworms レベル1】

僕が本を選ぶときは「面白そうなタイトルか?」というのをけっこう重視していまして、明らかに内容がつまらなそうな本は買いません。

そういう意味でいうと、今日紹介する“Love or Money?”は買わない部類に入ります(笑)

ただ、実際に読んでみると良くも悪くもお手本のような推理小説でしたので、くわしくレビューしたいと思います。

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この記事を書いた人
あゆむ

1日1時間、毎日コツコツ洋書を読んでいる駆け出しの洋書好き丨本のレビュー、読書術、洋書多読について発信| Versant 44。TOEIC450点→750点までようやく到達。目標は900点超え丨銀行員 → 書店員 → 出版社 → フリーランス → 法人化6年目。ブログの累計読者は400万人を突破。

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簡単な英語だが、登場人物が多くて厄介

この作品はOxford Bookwormsのレベル1に分類されていることもあり、単語や文法はそこまでむずかしくありません。

ただ、厄介なのが登場人物の多さです。全部で12人も登場します。

ここではおもな登場人物だけ紹介しておきたいと思います。

  • 【おもな登場人物】
  • Molly…母親。50歳の誕生日を迎える。農園を持っている
  • Jackie…長女。Mollyと一緒に住む母親想いの30歳
  • Diane…次女。歌手を目指す20歳。母親にお金を無心する
  • Roger…Mollyの息子。良い家と良い車に乗る
  • Annie…Mollyの妹。病弱
  • Albert…Annieの夫。
  • Tom Briggs…Molly の農園で働く農夫
  • Peter Hobbs…Molly家の向かいに住む。Mollyを憎む

登場人物が多い作品はたくさんありますが、これだけの人数が作品のなかでわりと複雑に絡み合って展開されます。

なので、誰が誰なのか?この発言は誰が言っているのか?というのをしっかり整理して読み進めないと、ストーリーを見失います。

この本は英語力というよりも、登場人物をしっかり把握して読めるかという読解力が試されている気がしました。

“Love or Money?”のあらすじ

50歳のMollyは農園を持っていて、お金持ち。長女であるJackieと二人で暮らしています。

Mollyの娘のDiane(Jackieの妹)と、息子のRoger(Jackieの弟)とは別で暮らしているのですが、二人ともロクに働かずに母親のMollyにお金を無心し続けます。

それを受けて、長女のJackieは、母親のMollyに対して「なぜ子どもたち(他の兄弟)に何も言わないのか?」と不快感をあらわにします。

しかし、Mollyはだんまり。何も子どもたちを咎めることはしません(その理由はオチで明かされる)。

そんなある日、Mollyの50歳の誕生日を祝おうということで、家族や親戚、さらには近所の知り合いがMollyの家に集まります。

最初はなごやかに思えた誕生日パーティーも、少しずつ不穏な空気に。

娘のDianeがお金の話を始めると、他の人たちも本音を言い始めます。

じつは、Mollyのまわりにいる登場人物はほぼ全員がMollyのお金を目当てにしていることが誕生日パーティーで明らかになってしまいました。

それを目の当たりにしたMollyは不快感を通り越して、悲しみに暮れてしまい、自分の寝室にこもってしまいました。

そして、パーティーはお開きになるのですが、なんと次の日、母親のMollyが寝室で死んでいるのが発見されるのです。

なぜMollyは死んだのか?いったい、誰がMollyを殺したのか?

物語は、ここから一気にサスペンス的な展開へと突入していきます。

ベタな推理小説のような展開で終わる ※ネタバレあり

ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください。

さきほどお伝えしたとおり、Mollyのまわりにいる登場人物はすべてお金目当てでMollyのもとに集まっています。

つまり、Mollyを殺す動機はほとんど全員にあるわけです。

僕たち読み手は「いったい、誰がMollyを殺した犯人なんだろう?」という好奇心を持って読み進めることになります。

このあたりは、お手本のようなサスペンス的展開です。

事件が起きたあと警官が2人やってきて、登場人物それぞれに尋問を行うんですが、これもまたよくあるサスペンスの流れ。

そして極めつけは最後のオチです。

犯人が明らかになるシーンでは「なぜあなたがそれを知っているんですか?」という、お手本のようなバレ方をします。

つまり、犯人しか知らない事実を、犯人がポロッと口にしてしまう、例のやつです。

この展開は非常にわかりやすく、入り込みやすいのですが、正直「はいはい、よくあるやつね」という感じは否めませんでした。

ただ、最後の最後で、今までのストーリーでは明かされていなかった意外な人間関係(もっと言えば恋愛関係)が明らかになるので、そこは作り込まれているな、という印象を受けました。

ストーリーの面白みはないが、スラスラ読める心地よさはある

この本は文法も単語もやさしいので、英文の難易度だけで考えるとスラスラ読めます。

ただ、登場人物が多いので、その整理には少し時間がかかるかもしれません。

内容の面白さについてはほとんどない、というのが正直なところです(笑)

とはいえ、【Mollyのお金目当てに集まる人物ばかり】という伏線を最初のほうで見せておいて、「さて、この中の一体誰が真犯人なんでしょうか?」という展開は非常に読みやすい(入り込みやすい)ですし、親切だと思います。

良くいえば読者フレンドリーな内容です。悪くいえば、使い古された展開という感じでしょうか。

「コテコテのサスペンスが好きなら、読む価値はあると思う」というのが僕のレビュー(総評)です。

  • 【おすすめ度】
  • 3.0

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