読書は意外と体を酷使する作業だったりします。
特に悩みとして多いのが「腕の疲れ」「目の疲れ」「肩こり・腰痛」です。
僕もこれまでは読書による疲労感に散々悩まされてきました。
しかし、読書アイテムを活用することによって読書疲れは大幅に改善できることがわかりました。
というわけで今回は、本を読むときに悩まされる体の痛みを改善する読書アイテムをご紹介します。
読書は意外と全身を使う作業
静かにおとなしく読む、というのが読書のイメージだと思います。
たしかにそのとおりなんですが、その裏では筋肉が酷使されており、気づかぬうちに疲労が溜まりがちです。
読書で使う筋肉はいろいろありますが、特に疲れやすく凝りやすいのが以下の部位です。
- ・腕
- ・肩
- ・腰
- ・首
- ・目
本を支える腕は長時間の読書で疲労が溜まってきます。体勢を変えることで軽減させることもできますが、それでもやはり疲労感を完全に拭うことはできません。
また、肩と腰と首については本を支えることで起こる疲労というよりは、悪い姿勢をとっていることが原因で起こることがほとんどです。
目の疲労は一番わかりやすいと思いますが、暗い部屋で本を読むと、疲労感だけでなく視力の悪化にもつながる可能性があるので注意しましょう。
どの部位にも共通することですが、姿勢を正して読書をすることである程度は軽減することが可能です。
腕の疲労感、痛みを軽減してくれる読書アイテム
まずは腕から見ていきましょう。
薄めの文庫本くらいであればまだなんとかなりますが、ハードカバーや分厚い本になると重量が出てくるので腕がしんどくなりがちです。
そんなときは、腕の疲労感を軽減してくれるグッズを使いましょう。
腕の疲れを軽くするアイテムには大きく分けて2つあります。
- ① ブックスタンド
- ② 読書メガネ
本を置いて読むから腕が疲れない
①のブックスタンドは本を開いた状態で置くことができるので、そもそも本を手で持つ必要がありません。
ブックスタンドは種類が豊富で、Amazonをチェックするといろいろなタイプが販売されています。
価格はピンきりですが、自分が読みたい角度や読みたい本、さらには好みのデザインを選べるので読書の楽しみ方が広がると思います。
ちなみに、僕が使っているのはブックスタンドとはちょっと違う「ブッククリップ」というグッズです。
これは本の両端をクリップで挟んで固定することができるアイテムなんですが、僕は大判の本を開いて勉強するときに使っています。資格の参考書とか、プログラミングの勉強のときには大活躍です。
ブックスタンドやブッククリップは便利ですが、ページをめくるのが面倒という欠点があります。
なので、ページをどんどん読み進めるタイプの本(小説やビジネス書など)にはあまり向いていません。
仰向けのままラクに読書ができるメガネ
②の読書メガネというのは、あまり知られてないでしょうし一般的ではないと思います。僕も使ったことはありませんが、Amazonで見つけて気になったので紹介します。
簡単に説明しておくと、寝ながら仰向けになった状態でも本が読めるというアイテムです。

画像:Amazon.co.jp
写真だけ見るとかなり怪しげですが、本を持つ手を腕を上げる必要がないので、寝ながら読書にありがちな「腕が疲れて本が持てなくなる」という症状は軽減できそうです。
眼鏡のなかにどのような視界が広がっているのかわかりませんが、腕の疲れは軽減できても目が疲れそうな気もします。
値段もわりと手頃なのですが、あまりにも未知の世界なので買うのはちょっと心配…(笑)
読書による腱鞘炎におすすめのサポーター
僕は一日中パソコンで仕事をしているので、すっかり手首をやられてしまいました。
そのため、なるべく手首の腱鞘炎を防ぐためにサポーターを付けています。
僕が使っているのは、ザムストというメーカーのサポーターです。
手首のサポーターは種類が豊富で、僕もいろいろな商品を試してきました。
縫製があまかったり、作りが雑な商品が多いなか、ザムストのサポーターは品質が非常に良いです。
最初はパソコン作業のために買ったのですが、これを付けて読書をすると手首の痛みがかなり軽減されることがわかったので、すっかり愛用しています。
読書で手首が痛くなるという人は、ぜひ手首のサポーターを付けてみることをおすすめします。
座る姿勢を正すことで、肩と腰の疲労を軽減する
読書による肩と腰の痛みは多くの人にとって悩みのタネだと思います。
腕の疲れは休憩させればある程度は回復しますが、肩や腰の痛みは簡単に取れません。
僕もいろいろ試行錯誤しましたが、結局のところ「姿勢よく本を読む」というのが一番の解決策です。
姿勢よく読むというのは当たり前の話なんですが、この当たり前をきっちり守るのが大変なんですよね。
というのも、読書をしていると無意識のうちに座る姿勢が悪くなってしまうからです。斜めに座ったり、猫背になったり。
ですから、座る姿勢を正すにはアイテムに頼るのが一番だと思います。
良い読書姿勢を取るために、僕はいろいろな椅子を試してきました。
一番長く使っていたのが、ハーマンミラーのセイルチェアです。値段はかなり高いですが、座ったときの腰へのフィット感が抜群で相当快適でした。
ただ、最近はこれでも腰痛を軽減できなくなり、思い切って系統の違うデスクチェアを買ってみることに。散々悩んで買ったのが、バランスシナジーというチェアです。
デスクの脚部分がロッキングチェアのようになっていて、自分が最適な角度をキープできるという代物です。ただ、これは僕には合わなくてスグにやめてしまいした。
さてどうするか。ある日、腰痛防止に良いという座椅子をお店で見つけました。骨盤矯正にもなる「MTG 骨盤サポートチェア」という商品です。
最初は半信半疑だったんですが、これが使ってみるとすごく良くて、すっかりハマってしまいました。
お尻から腰にかけてのフィット感が抜群で、これに座ると否が応でも良い姿勢をキープできます。
これまで使ってきたチェアは、最初はいい姿勢が取れるけど気づいたときには悪い姿勢になってた…みたいな状態でした。
でも、この座椅子は無意識の状態でも良い姿勢がキープできるので、長時間の読書でも全然疲れません。
腰はもちろんなんですが、猫背になることがなくなるので、肩こりや首痛にも効果がありました。
これは本当に買ってよかったと思える商品です。
目の疲れには、明るいライトを使おう

デスク環境はこんな感じ。明るさを調整できるライトを使ってます
最後は目の疲れについて見ていきましょう。
どんな環境下でも読書をしていれば目を使うので、眼精疲労は避けられません。
ただ、少しでも明るい環境で読むことで目の疲れは軽減できます。
読書って、ウィスキーグラス片手にちょっと薄暗いところで読むのが粋だったりするんですが、目の事を考えると調子に乗っていられません。
さて、僕が使っているのはBenQというメーカーの読書ライト「Wit MindDuo」です。
以前の記事でも紹介しましたが、この読書ライトはアームの可動域が非常に広く、広範囲まで照らすことができます。
また、調光(明るさ)だけでなく調色も可能なので、昼白色や電球色まで自分の好みに色を変えられるのも気に入っているポイントです。
僕はガッツリ読書をするときは昼白色にして、ちょっとくつろぎたい時間は電球色に切り替えてます。

疲れない読書のために役立つアイテム【まとめ】
- ・腕の疲れには、ブックスタンドやブッククリップを使う
- ・手首の腱鞘炎を防ぐためにはサポーターを
- ・読書の疲れは、姿勢の改善で大幅に解消できる
- ・座る姿勢がなによりも大切
- ・おすすめはMTGの骨盤サポートチェア