U-NEXTは動画見放題がメインとなるサービスですが、雑誌が80誌以上読み放題です。
さらに、書籍やマンガも同じサービス内で利用できるため、Amazon的なエンタメのワンストップサービスとして使うことができます。
気になるのは書籍のラインナップですよね。U-NEXTで読める書籍とアプリの使い方をご紹介します。
U-NEXTは書籍読み放題じゃないので注意
最初にお伝えしておくと、U-NEXTで読める書籍はすべて単品購入が原則です。読み放題ではありませんので注意しましょう。
書籍にも一部、無料お試し(立ち読み)が可能な作品もありますが、それらはほとんどが試し読みです。
つまり、コンテンツをすべて読むことはできないか、1巻のみ無料というかたちを取っています。
U-NEXTは動画が見放題で雑誌も読み放題なので、ついつい「書籍も読み放題なのでは?」と思いがちですが、書籍が読み放題だと思って加入するとガッカリすると思いますので、加入前にお見知りおきください。
ちなみに、書籍も読み放題になる競合サービスとしてKindle Unlimitedがあります。
わたしはKindle Unlimitedで書籍を読みまくっていますが、かなりお得なのでおすすめです。

U-NEXTで読める書籍のラインナップ
さて、それではU-NEXTで読める書籍をくわしく見ていきましょう。
U-NEXTでは32万冊以上の書籍が読めます(ラノベ、小説、実用書など含む)。
ここでは一例として、2019年2月現在のランキングにある書籍ラインナップをご紹介します(全ジャンル)。
- ・大人の語彙力が面白いほど身につく本
- ・学びを結果に変えるアウトプット大全
- ・1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
- ・膣締めるだけダイエット – くびれと健康がとまらない!
- ・ゲッターズ飯田の五星三心占い 2019年版 金/銀の時計
- ・毎月5000円で自動的にお金が増える方法
- ・ゼロトレ
- ・漫画 君たちはどう生きるか
- ・十二人の死にたい子どもたち
- ・七つの会議
こんな感じで、人気作品や時期的に売れる書籍が読まれています。
Amazonに比べるとラインナップは乏しいですが、人気作品は最低限カバーしているのでまずますでといったところでしょうか。
書籍よりもどちらかというとマンガのラインナップのほうが充実しています。マンガのラインナップについては以下の記事で解説しました。

アプリの使い勝手はシンプルだが、便利とは言えない
U-NEXTは動画、雑誌、書籍、マンガなどすべてのコンテンツが1つのアプリで楽しめるようになっています。
最初に説明したとおり、U-NEXTはエンタメをワンストップで提供しているサービスなのです。
すべてのコンテンツをまとめてしまうとアプリが使いにくくなりそうなものですが、U-NEXTのアプリはけっこう使いやすいと思います。
ここでは書籍を読むときの操作方法などをくわしく解説していきます。
結論としては、アプリはシンプルで使いやすいものの、機能的には便利とは言えないというのが正直な感想です。どっちつかずな感想になってしまいますが「まあまあかな…」というのが率直なところです。
U-NEXTアプリで書籍を読む方法&流れ
U-NEXTで書籍を読んで見ましょう。ここではスマホでの操作を紹介しますが、パソコンやタブレットでも読むことができます。
まずはアプリを立ち上げます。左上のメニュー(三)をタッチすると、サイドバーが出てくるので下にスクロールして【書籍】を選びましょう。
すると、本がいろいろなカテゴリに分かれて表示されるので、読みたい本を見つけたら表紙をタップしましょう。その本の詳細画面が表示されますので【読む】をタップします↓
ここでは無料の立ち読み版を選んでみました。【無料で購入】をタップしてください。
すると、すぐに本が表示されますので、読み進めてみましょう。
文字サイズ、文字方向が自由に変えられる
いまや電子書籍アプリではふつうとなりましたが、U-NEXTのアプリでも文字サイズを変えることができます。
ここまではふつうなのですが、ひとつ変わっているのが「文字方向」を変える機能です。
日本語の書籍だと縦書きが多いですが、文字方向を【横書き】にすると、縦書きの本でも横書きにレイアウトを変更してくれます。
縦書きの本を読むのが苦手な人は少なからずいると思うので、そういった人にとっては助かる機能といえるかもしれません。
マイリストに追加しないと読んでる本の一覧がわからない
ここまではわりとシンプルで使いやすい印象のU-NEXTアプリですが、使いにくいところもあります。
それは、いま読んでいる本(購読した本)が一覧で表示されないところです。
ふつう、電子書籍アプリは買った本が自動で本棚に登録されるんですが、U-NEXTのアプリはそういった機能がありません。
つまり、買った本を自動でまとめてくれる機能がないので、本棚がない部屋に住んでいるような状態なのです。
一応、「マイリスト」という機能があって、それに追加しておけば読んでいる本の一覧表示は可能です。
とはいえ、買った本をわざわざ手動で追加しなければいけないのは正直面倒だと思います。
いまや他の電子書籍アプリでは、買った本がバーチャル本棚に自動登録される機能は当然のように実装されているので、このあたりはU-NEXTのアプリに物足りなさを感じてしまいます。
BookPlaceアプリはU-NEXTに統合された
U-NEXTはいまでこそすべてのコンテンツを1つのアプリで提供していますが、以前まで書籍はBookPlaceというアプリで提供されていました。
動画はU-NEXTアプリで見て、書籍はBookPlaceで読むというスタイル。つまり、それぞれのアプリが必要だったんですね。
しかし、現在はBookPlaceがU-NEXTに統合されたので、BookPlaceのアプリは不要です。
書籍の口コミやレビューがないのが残念
もうひとつ、U-NEXTで書籍を買うときのデメリットがあります。それは、口コミやレビュー機能がないところです。
本屋で買うときは立ち読みができるので、自分である程度は良し悪しを判断できますよね。でも、電子書籍は本を買うときに内容をしっかり読むことができません(サンプルは読めるけど)。
だからこそ、口コミやレビューでの評価が本選びのときに役立つわけです。
U-NEXTにはユーザーによる五つ星評価がありますが、感想を投稿する機能がありません。そして、星がついていればまだいいのですが、星がついている作品の少なさには正直おどろかされます。
たとえば、ベストセラーになった『漫画 君たちはどう生きるか』ですら、星による評価は一つもありません(2019年2月現在)。
つまり、U-NEXTは作品ごとの口コミやレビューにそこまで力を入れていないということです。
このあたりはどうしてもAmazonと比較したくなっちゃうのですが、Amazonの口コミやレビューは非常に参考になるので、U-NEXTの物足りなさを増幅させてしまいます。
「口コミなんか気にしないよ」という人はいいですが、書籍を選ぶときにレビューを参考にしたいという人にU-NEXTはあまりおすすめできません。
無料トライアル特典とポイントバックは魅力的
良し悪しあるU-NEXTですが、金銭的なメリットは大きいと思います。
U-NEXTには初回31日間の無料トライアル期間があるのですが、特典として600円分のポイントがもらえます。
このポイントは書籍や漫画の購入に使えるので、文庫本などであればポイントだけで購入できますね。
あと、毎月1,200円分のポイントが自動でチャージされるので、そのポイントで書籍や漫画を買うことも可能です。
さらに全作品最大40%がポイントバックの対象なので、書籍を買った金額の40%はポイントとして受け取れて、あたらしい書籍の購入に使うことができます。
月額1,990円(税抜)という高めの料金設定だからこそできる還元策だとは思いますが、書籍をたくさん買う人は受け取れるポイントが多いのでお得度は高いと思います。
U-NEXTはこんな人におすすめ
- ・動画をメインに楽しみたい人
- ・動画、書籍、マンガなどのエンタメを1つのアプリにまとめたい人
- ・ポイント還元が好きな人
個人的な感想ですが、書籍をメインで考えているのであればU-NEXTはおすすめしません。
さきほど説明したとおり、U-NEXTのアプリは書籍を堪能するための機能が不足しているからです。
あくまでも動画をメインに楽しみつつ、書籍やマンガなどのエンタメもまとめて楽しみたい人にU-NEXTは向いていると思います。
とはいえ、自分に合うかどうかは実際に使ってみないとわからないのも事実。
U-NEXTは31日間無料でお試しができて、解約も簡単です。まずは実際に試してみて、良し悪しを判断してみるのがいいかもしれません。