僕は最近、iPadを使ったKindle読書にハマっていまして、不要な紙の本を売ることが増えました。
せっかく売るなら1番高く売れる方法で手放したいですよね。
というわけで今回は、僕の経験をもとに「中古本を最高額で売る方法」についてお話したいと思います。
【結論】中古本はメルカリが1番高く売れる
最初にずばり結論からお伝えすると、中古本が高く売れるのは間違いなくメルカリです(厳密にいうと、メルカリを含むフリマアプリ)。
まずは実際にメルカリで売った結果をご覧いただきたいと思います。
この本はレザークラフトについての解説本なんですが、定価2,750円の本が1,999円で売れました。
決して美品というわけではなく、表紙にはそこそこ傷みがあってこの値段です。個人的な売値としては、十分すぎる値段で売却できたと思っています。
すでに売ってしまった本を他のところで売ることはできませんので、ここからはあくまでも査定額ベースでのお話となります。
僕がおすすめしている中古本買取業者の1つにブックサプライがあります。ブックサプライには、その場で買取額の目安がわかる【お試し査定】というものがあります。
上記のレザークラフトの本をスマホでお試し査定してみたところ、845円という査定額になりました。
ブックサプライの値段はあくまでも「お試し査定」なので、実際の買取額がいくらになるかは実際に売却してみないとわかりません。
とはいえ、「査定額で845円だったのに、実際に売ってみたら2,000円で売れた!」ということは考えにくいですし、実際の買取額は845円よりもっと低いことが予想されます(表紙が傷んでるので)。
同じ本であっても「どこで売るか」によって値段が大きく変わってくるということが、よくわかると思います。
このことから、中古本を1番高く売るには、メルカリをはじめとしたフリマアプリがおすすめです。
念のためお伝えしておきますが、これらはあくまでも僕の経験談がベースになっていることにご留意ください。
中古本買取店よりメルカリのほうが高く売れる理由
中古本の買取業者よりもメルカリのほうが高く売れるのは、余計なコストがかかってないからです。
中古の本を業者に出すと、ダンボールから1冊ずつ本を取り出して、1冊ずつ査定をして買取額を決める必要があります。
想像しやすいと思いますが、この作業はなかなか大変です。
本の仕分け、査定には多くの人が関わっているわけですから、そこには人件費が必ず発生します。
その人件費などのコストは、本の買取額にも影響してきます。わかりやすくいえば、運営にかかる費用が買取額から引かれるということです。
一方のメルカリは、あくまでもアプリ経由で消費者と消費者をマッチングする仲介しかやってません。手数料も一律10%と決まっています。
また、メルカリへの出品、梱包、発送などもすべて利用者が行うので、メルカリが負担するコストは少ない仕組みになっています。
このように、運営会社の費用について考えると、低コストで運営している業者に本を売ったほうが高く売れるということがわかると思います。
メルカリで中古本を売る最大の欠点
僕自身、これまで何冊もの本をメルカリで売ってきました。
ただ、残念ながらメルカリには欠点がいくつかあります。
- ▪ 出品、梱包、発送が面倒くさい
- ▪ 代金受取時に振込手数料200円がかかる
- ▪ 売れるまでに時間がかかることも
出品、梱包、発送が面倒くさい
メルカリは利用者のセルフサービスで成り立っているので、出品・梱包・発送はすべて自分でやる必要があります。
本を売る場合はバーコードを読み取るだけで必要な情報が自動入力されるので、大きな負担ではありません。
バーコードで読み取ると商品情報が自動で挿入されるただ、写真を最低1枚は撮って載せないといけないですし、出品にはそれなりに時間がかかります。
本が売れたら梱包して発送するわけですが、梱包材も自分で用意しなければいけません。
僕はふだんからAmazonで買い物をして、その梱包材を再利用しています。再利用できる梱包材が家にないときは、100円ショップやホームセンターで買う必要があります。
そして、1番面倒なのが発送作業です。メルカリで本を送る場合、基本的には「ゆうゆうメルカリ便」と呼ばれる匿名発送が一番お得でスタンダードです。
ゆうゆうメルカリ便を使う場合、郵便局かローソンに本を持ち込まなければいけません。
家の近くに郵便局やローソンがない場合、正直かなり気が重いと思います。
僕はもう何度もメルカリで売っているのですが、今でも相変わらず「発送するの気が重いな…」という思いは拭えません。
代金受取時に振込手数料200円がかかる
以前まで、メルカリでお金を受け取る場合、1万円以上であれば振込手数料が無料でした。
しかし、「メルペイ」という決済サービスが始まってからは、代金受け取りには200円の振込手数料がかかります。つまり、自分の銀行に振り込んでもらうのに費用がかかるということです。
これは「なるべくメルペイの状態でお金(決済サービス)を使って欲しい」というメルカリ側の思惑があるのは間違いありません。
メルペイを活用している人は良いと思いますが、「中古本を売って現金で受け取りたい」という人は、メルカリの振込手数料が気になると思います。
売れるまでに時間がかかることも
中古本の買取業者であれば、最短2〜3日で買取代金を受け取ることができます。
メルカリは出品した商品が売れなければ、当然お金は入ってきません。
僕の経験から言うと、ベストセラーや名作本はスグに売れます。そして、高く売れます。
一方、あまりパッとしない中古本は、売れるまでに2週間以上かかることも。なかには、「まったく売れないから、泣く泣く出品を取り下げた本」もあります。
このように、メルカリで中古本を売る場合は、それなりに時間がかかることもあるのです。
10冊以上の本を売るなら、メルカリはおすすめしない
メルカリには「本が高く売れる」という素晴らしいメリットがあります。最初に説明したとおり、中古本を高く売りたいなら、間違いなくメルカリがおすすめです。
しかし、メルカリは出品や発送作業が大変というデメリットがあります。
つまり、一長一短なので、手放しでメルカリをおすすめすることはできません。
僕がこれまでメルカリで本を売ってきた経験からいうと、一度に10冊以上の本を売るのであれば、メルカリはおすすめしません。反対に10冊以内なら、メルカリの出品を頑張れると思います。
その理由は、メルカリの出品と発送がおそろしく面倒だからです。
ただでさえ写真を撮って出品して…という作業があるのに、本が売れたあとは1冊ずつ個別に梱包して、1冊ずつ発送の手配をしなければいけません。
いくら高く売れるとはいえ、僕はそこに貴重な時間を割きたいとは思いません。
それだったら、多少買取額が安くても、ネット買取を選びます。
事実、僕は売る本が10冊以上あるときは迷わずネット買取を選んでいます。

メルカリで複数冊を1つにまとめて出品するのはアリか
1冊ずつ出品するのが面倒な人は、3冊や5冊などの本をまとめて出品することもできます。
必ずしもシリーズ物である必要はありません。たとえば「ビジネス書セット」みたいな感じで、いろんなビジネス書をまとめて売り出すのもOKです。
こうすれば、出品も発送も一度で済むのでラクですよね。
ただ、複数冊を1つの商品にまとめると、当然ながら1冊あたりの単価(買取額)はダウンします。スーパーのまとめ買いでお得になるのと同じ原理です。
僕の個人的な考えとしては、メルカリでまとめて出品するくらいなら、ネットで売ってしまったほうがいいと思っています。
実際、これまでにメルカリで中古本をまとめて出品したことはありません。メルカリに出品するからには高く売りたいので、1冊ずつの出品にこだわってます。
中古本を効率的に売るならネット買取がベスト
メルカリ以外にも、中古本を高く売る方法はあります。それは、ネット買取を使った方法です。
ネット買取は、オンラインで申し込みをして、本を業者に送って査定&買取してもらいます。
買取額はメルカリほど高くありませんが、ダンボールに本をまとめて送るだけなので手続きが圧倒的にラクです。
ネット業者は店舗型の古本屋よりも低コストで運営できているので、買取額にもそこそこ期待できます。
僕は本を売る冊数に応じてメルカリとネット買取を使い分けている感じです。ざっくりとですが、冊数に応じて以下のように。
- 1〜10冊 メルカリ
- 10冊以上 ネット買取
ただ、気をつけて欲しいのがネット買取業者の選び方です。買取額というのは、業者によってかなり差があります。
中古本を高く売るということにこだわるのであれば、以下の2つの業者がおすすめです。僕は両方とも使ったことがありますが、買取王子のほうが高く売れる印象があります。
買取王子
1番おすすめのネット買取は「買取王子」です。買取王子で本を売るメリットは以下のとおり。
- ① ダンボールが無料でもらえる
- ② 査定額が高い
- ③ キャンセルOKで返送料も無料
- ④ 本以外のアイテムも売れる
- ⑤ 送料も当然無料。自宅まで集荷に来てくれる
僕はこれまでに買取王子で何度も本を売ってますが、買取額には満足しています。過去の買取額はこんな感じ↓
代金は現金で受け取ることもできるのですが、買取額がアップするので僕はAmazonギフト券で受け取っています。
買取王子はダンボールも無料でもらえますし、手続きもスピーディなので入金もあっという間です。
どの業者に本を売ればいいか迷ったら、買取王子にしておけば間違いないと思います。

ブックサプライ
ブックサプライの最大の特徴は、お試し査定を使ってスグに買取額の目安をチェックできるところです。
本の裏表紙には13桁のISBNというバーコードがありますが、それを入力するだけで査定額が表示されます。
他のネット買取にはないサービスなので「この本、いくらで売れるかな?」と気になったときは参考にしてみるのがおすすめです。
ブックサプライのおすすめポイントをまとめると以下のとおり。
- ◯ キャンセル料は無料(返送料は有料)
- ◯ 「お試し査定」で事前に金額がわかる
- ◯ 佐川急便が集荷に来てくれる
- ◯ ダンボールが最大10箱まで無料(※条件あり)

高く売れるメルカリ。ラクに売れるネット買取
- ▪ 中古本が1番高く売れるのはメルカリ(フリマアプリ)
- ▪ メルカリは出品と発送が面倒
- ▪ ラクして効率的に、そこそこの値段で売るならネット買取
- ▪ おすすめは「買取王子」と「ブックサプライ」